11月 22 2014
最近の話題から~世界初!青い菊~
皆さんこんにちは。
朝晩めっきり冷え込んできました。
この週末は絶好の紅葉狩り日和となりそうですね。
最低気温が8度以下の日が続き、昼夜の寒暖の差が激しいなどの条件を満たすと美しい紅葉が見られるそうなのですが、今年はどうでしょうか。
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さて今日は、同じ植物繋がりで、先日11月15日に産経新聞ネットニュースに掲載されていた話題をご紹介したいと思います。
「世界初の青い菊が国立科学博物館筑波実験植物園にて公開されています」
“青い菊”はなんでも“キキョウ科の植物『カンパニュラ』が持つ遺伝子を菊に導入して青い色の色素を作れるようにした”のだそうです。
写真で見た花は青と言うよりも青紫色をしていましたが、今後、もっと青い色に近づくように研究を進める予定とのことでした。
同じように自然界では出現しない「青い色の花」として有名なのは「青いバラ」でしょうか。
サントリーが開発した『アプローズ』(喝采)というブランド名がついたこの花の花言葉は「奇跡」「神の祝福」。
もともとバラは青い花に含まれる青色色素(デルフィニジン)を合成することができないために、長い間夢だと言われていたそうです。
英語のBlue Roseには「不可能」という意味が含まれているということからもそれがよくわかります。
それを14年の歳月をかけて2004年に実現させたのだそうです(パンジーから抽出した青色色素の遺伝子を組み込んだとか)。
実際の所、無理に自然界にないものを作り出さなくてもよいのに、と思う反面、あり得ないものをこの目で見てみたいという好奇心というか探究心というか、そういうものにかける情熱というのも素晴らしいなぁ、と思います。

青いバラ