9月 10 2014
中秋の名月とスーパームーン
昨日、帰宅時に空を見上げたら、大きな満月が銀色に輝いていました。
皆さんはご覧になりましたか?
一昨日の「中秋の名月」と、昨日の「スーパームーン」を。
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中秋の名月とは、十五夜とも呼ばれていますが、これは陰暦の8月15日の月のことです。
陰暦では秋が7月から9月であり、8月15日はちょうど真ん中の日にあたるので「中秋」と呼ばれるのだそうです。
十五夜は満月のイメージがありますが、必ずしもそうではなく、新月から満月になるまでの期間が14日だったり15日だったりするので年によって多少のずれがあり、今年はその翌日(9月9日)が満月でした。
そして、その9日は”満月”に加えて、月が地球に接近し通常よりも大きくみえる”特別な満月”だったとか。
これは「スーパームーン」と呼ばれており、月が地球の周りを楕円(だえん)軌道を描いて回っているので地球との距離が一定ではなく、よって一番距離が狭まった時に満月が重なると、通常よりも約14~16%大きく、約30%明るく見えるのだそう。
年に1度あるかないかという現象だそうですが、今年はなんと、7月と8月にもあったとのことで・・・。
それも8月のスーパームーンは、特に月と地球が最接近して前後1時間以内に満月を迎える「エクストラスーパームーン」で、これはおよそ18年に1度の割合なんだそうです。
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いやはや、同じ月でも色々な呼び方がありますね。
中秋の名月とか、十六夜(十五夜の翌日の月)とか。更には立待月(17日目の月※今日です)、居待月(18日目)寝待月(19日目)とか風流な感じの呼び方もあれば、「スーパームーン」なんてカッコイイ呼び方も。
本当に月の世界も奥が深いです。
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因みに「ムーン・イリュージョン(月の錯視)」というものをご存知でしょうか。
これは”地平線付近では月が実際よりも大きく見えてしまう目の錯覚”のことで、空高く月が昇っている時には周りに比べるものがないので小さく見え、地平線近く(ビルなどの側)にある時には比べてみることができるために大きく見える、ことを言います。
なので、スーパームーンを見る時は日没後月が昇り始めるころが一番良いのかもしれません。
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とはいうものの、スーパームーンはまた来年で、今度は10月8日に皆既月食が全国で観測できるそうですので、こちらを楽しみに待ちましょう。
名古屋市科学館のホームページによると月が欠け始めるのが18時15分ころからで、19時25分ころから皆既月食が始まるようです。
ピークは19時55分。その後20時25分ころから今度は戻り(?)始めるのだそうですよ。
楽しみですね。良いお天気になりますように!!